この映画を観て思い出した、僕と映画の音との思い出から。
映画観ているときに、音楽や音響にはよく耳が向く方です。中学生の頃からサントラを買っては、好きな楽曲がなかったり、セリフや効果音がないと物足りないと感じたときは、ウォークマンで録音して、頭の中でそのシーンをリフレインしていました。時々、２枚のMDを駆使して、その音を長回しにしたりもしてました。そして、小遣いで買ったヘッドホンで、ボリュームを最大にして、リビングのテレビでは味わえない爆音体験を堪能してました。今思えば、オープン型のヘッドホンだったので、音漏れは半端なかったことでしょう。
今でも映画音響へのコダワリは時々垣間見え、音響が好きな映画館があったりします。そして観る映画によって、変えることもしばしばあります。
しかし、映画を支える音の裏側に、こんなにもたくさんのクリエイティブと進化があったとは知りませんでした。観ていて本当にワクワクしました。自分が、静岡の古びた劇場で観た作品がたくさんあり、古びながらもその音に痺れたことを思い出し、そしてこの映画を通じて、もう一度劇場で体験することができました。そして歴史の目撃者であった自分を誇り、映画が好きでよかったと思いました。
この映画は、ぜひ劇場で観ていただきたい作品ですね。サウンドクリエイティブの素晴らしさを余すことなく堪能することができました。
音作り、してみたい気持ちになりましたね。
