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ようこそ映画音響の世界へのaのレビュー・感想・評価

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)
4.5
そうか、私たちを映画の世界に連れて行ってくれていたのは、音響だったのか。

没頭する映画というものがある。
個人のお芝居が素晴らしくて、それが合わさってもっと良いお芝居が生まれて、映像の構成が見事で、カット割りもセンスのある作品で、音楽も、、、
という段階を私は今回濃密に垣間見た。

音楽だけでなく、幾度も試行錯誤された音が重なった時に、映画館のスピーカーから流れる迫力ある音になるんだ。
そこにかける先人たちの功績と、今後の映画音響への思いを語った作品です。

もちろん映画はお金じゃないけど、でもやっぱりこういうのを見ると映画って安いんだなと思う。
日常の世界から映画の世界に飛び込むことは、普通はありえない心の動きをする。
その感情に寄り添って、連れて行って、より同じ世界を見せようとしてくれるのが、映画音響の世界なのだなとわかった。

撮影部とか照明部とか言われているけど、みんながみんなのために、作品のために動くことが素晴らしい作品にする第一歩で、そこには多くの人の力が関わっている。
やっぱり生半可では、できない。
責任を取れるかだ。

映画製作したいと思っている人、映画に携わる仕事がしたい人は、この映画マストですね。
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