初見から何年も経って、涼宮ハルヒの盛り上がりもなくなり、作者も続編を書けなくなり、やっと冷静に観れるようになった。
原作は傑作。映画は丁寧に文字を絵に書き写した映像作品としてまず優れてる。
テレビシリーズがあるのでキャラクターを練り込む必要はないし、ひたすら改変と言うSF的なモチーフを突き詰める。
しかし原作を超える驚きは今となっては無い。キャラクターに寄りかかるのは仕方ないとしても、改変世界、過去、現在ともはや既視感が多すぎて飛び出さないのが残念。
もう続編は作られないだろうし、ある一つの到達点であることは間違いない。