やすまりあん

涼宮ハルヒの消失のやすまりあんのネタバレレビュー・内容・結末

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

中2だった2006年にテレビで放送されていたものをたまたま見てからラノベまで買い漁った懐かしい作品。
高校に入る頃には2009年版も見ておらず、エンドレスエイトがどーのと噂で聞くくらい。それが今度新刊が出ると聞いて、懐かしさに駆られアニメから見返したこの夏の終わりでした。
アニメありきの本作なのでまずアニメから感想を言うと、思い出補正(あとは地元補正)があるもののやっぱり面白い。今どきやれやれ系主人公とかこっぱずかしくて見てられないが、それでもハルヒとの関係性がなんかいい!やっぱ俺もこんな青春送ってみたかったなーとか憧れるわけです。噂のエンドレスエイトも毎回微妙に変えていたので、流し見で全話突破。ライブアライブの盛り上がりを経て、サムデイインザレイン、本作の導入に突っ込むわけです。
そして、映画。私は昔長門推しだった記憶があるのですが、これを見るまで理由が思い出せずにいました。でも見て思い出しました。長門たまらん。長門の暴走について、キョンは感情が芽生えたと言っていました。きっとそうなのだろう。でもそれはきっと非常に微細なものなのでしょう。それでも必ずそこにある微細なエラーが導き出した世界は長門にとっては甘酸っぱくて。そこまでのアニメシリーズで積み重ねた長門の揺らぎの方向性が、あの照れ照れ長門を産んだかと思うともう、何をいわんや。入部届を打返されたときの長門の表情は必見。
単行本買い直そうかな。