こたつreboot

運命じゃない人のこたつrebootのレビュー・感想・評価

運命じゃない人(2004年製作の映画)
3.5
若者向けテレビドラマ風エンタテイメント。

いきなりですが、ロールプレイングゲームは準備が大切です。

スライムを退治し、武器を整え、情報を集める。でないと、途中で挫折する可能性があります。それは人生も同じ。そして本作品も同じことなのです。

本作品の冒頭40分間は準備時間であります。ですので、中学生の甘酸っぱい恋愛模様のような、身体中を掻き毟りたくなるような、お尻がムズムズして身を捩りたくなるような、そんな感覚が続きます。気が短い人はデッキからDVDを取り出してフリスピーのようにして投げ出すかもしれません。

でも、待ってください。本作品の真骨頂は40分が経過してからなのですから。ある意味、冒頭40分以降の時間は、それまで我慢していた観客へのご褒美みたいなようなものです。
しかも、集中力を途切れさせないで鑑賞していればいるほど、頭の中で物語が立体化されていくのではないでしょうか。

それにしても、物語途中でヤクザの組長が女性の下着の匂いを嗅いでましたが、あれはアドリブなんでしょうか…。それとも、男の本能なのでしょうか…。それがなんだか気になって仕方がありません。え。いや、僕にはそういう趣味はないんですけれどね。あまりにも自然な雰囲気で嗅いでいましたので…。