内田けんじ監督の劇場用長編デビュー作。
物語は宮田と真紀が出会った夜から次の日の朝までの一晩を描いているが、それを登場人物それぞれの視点から見ると全く異なったストーリーができあがるという仕組み。
観客は視点が変わるごとに「えー!そうだったのかー!」と驚かされる。
視点ごとにがらっと変わるストーリーと、細かな布石や伏線が見事に回収されていく様は、観ていて本当に面白くて爽快。
観終わるとすぐにもう一度観たくなるが、その二回目こそが面白かったりする。
内田けんじ監督にはこういう映画を作り続けてもらいたい。