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運命じゃない人のchichichiのレビュー・感想・評価

運命じゃない人(2004年製作の映画)
4.0
ほんとに、才能溢れる内田メソッドの手の中で踊る快感に酔いしれるひと時でした!

ヤクザ、探偵、詐欺師女、失恋した女、出て行った女を忘れられないサラリーマン、これら5人の男女が絡み合うミステリアスな時間のお話。

とにかく伏線回収が半端なくて、「あー!、そうだったの!」の連続連続(笑)
そして、ラスト!
「う〜ん、参った・・」が、鑑賞後の第一声!
同じ事件・同じ場面を角度を変えて楽しむことが堪能できる。

キャラクターの設定も良くて、伏線回収がうまい内田メソッドは、なるべく主人公の個性を薄くすることで他のキャラクターを活かしてる気がします。
なのに、要所要所で印象に残る場面もある。
台詞の中の言葉もとてもよく練ってあって印象に残るものが沢山あるんですよね!

「電話番号舐めるなよ!の下り…」
そんな真剣に言われてもって(笑)

低予算でもいい映画って出来るんだなぁと、感心、感動しました。

ラストのマンションのピンポン♫のシーンで、何日間の話かと思ってたら、たった一晩の話だったなんて!(笑)

「ネタがわかってからも、なぜかワクワクする不思議な手品」そんな感覚が魅力の時々、観たくなる作品でした!
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