mrt半兵衛

カサブランカのmrt半兵衛のレビュー・感想・評価

カサブランカ(1942年製作の映画)
3.0
好みの問題でしかないのですが...
運命のいたずらに翻弄されちゃう系男女の哀愁漂うラブロマンスというジャンル(今 考えた)ならば、私が最も好きな作品はヴィットリオ・デ・シーカ監督の『ひまわり』であることを再認識しました。




本作を初めて鑑賞したのは学生の頃。
103分と そこまで長くない(むしろ観やすい)はずなのに、退屈した記憶があります。
私には まだ早すぎたのだ。そうに違いない。なんて、名作と謳われている映画を楽しめなかった原因を自分の年齢と未熟さのせいにしたことも鮮明に記憶しています。


さすがに学生の頃よか楽しめるだろう、と本作を再鑑賞してみたところ、さすがに学生の頃よか楽しめました(?)が... ウー~ンやはり退屈かなあ。

主人公リック(ハンフリー・ボガート)と かつての恋人エルザ(イングリッド・バーグマン)の過去の描写が どうも薄いのです。

かつて二人が どれほど互いを愛し求め合っていて、
突然の別れが どれほど互いを苦しめたのか。
二人の気持ちが強く激しく揺れ動く描写が無い(あったのかしら?だとしたら淡々としすぎている)ためか、
折角の“偶然の再開”が霞んでしまい、盛り上がりに欠けます。

再開してからというものの、
リックは女の子みたいに拗ねているし、エルザは必死に弁解しているし...
残念ながら二人のどちらにも感情移入できませんでした。


これは多分、10年後に改めて鑑賞してみても同じ結果でしょう。
名作にハマれず残念!





◇本作における最もサイコーな会話

「昨日の夜は何していたの?」
「そんな昔のことは覚えていない。」
「じゃあ、今日の夜は何をするの?」
「そんな先のことは分からない。」

しつこく言い寄る相手から逃れるための巧みな話術です。