すとんこ

この世界に残されてのすとんこのレビュー・感想・評価

この世界に残されて(2019年製作の映画)
3.0
暗い過去を持つオジサン(42歳!の割にハゲてる)と少女(16歳!の割にエロい)が共産党に侵食された世界の中で惹かれ合うって話☆

世界大戦後のハンガリーが舞台。ナチのホロコーストを逃れた二人が偶然出会い、自然と惹かれていく。少女はオッサンに父親の温もりを求め、オッサンは慕われることで失った家族を思う。

次第に二人の関係は、かけがえのない存在へと発展していきます。でも関係はプラトニックなまま。オッサンを求める少女に対し、「ヤったら、オレ、マジ終わる!」と断固拒否!!オッサン、セックス・ガマン・チキンレース開幕です☆

共産党員の目が光るご時世。下手を打てば即刻、連行される状況下、少女からの「ねぇ、しよ♥」攻撃をことごとく跳ね返すオッサン。あんたスゲェよ。

それから3年後、互いに年相応のパートナーを見つけ暮らす日々。ラジオから聞こえるスターリン死去の報。無邪気に喜ぶ若カップルを尻目に、「あぁ、あの時、ヤっとけば良かったなぁ」と言わんばかりの顔で渋い顔をしているオッサンの姿が切なく見えました。合掌。

と、感じたわたくしですが、アレ、この映画、そんな見方をする映画では無いのかも、なんて不安に思った一本(^_^;)☆
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