「私たちはこの世を去った人たちに比べたら不幸よ。だってこの世界に取り残されてるんだもの」
[あらすじ]
時は終戦まもなくした頃、ナチスドイツによって苦しい状況に置かれているハンガリーが舞台。両親が捕らえられ叔母と一緒に暮らすクララは生理不順のため産婦人科に通う。そこの医者アルドのなんとも淡白な人柄にクララは心を許すことになる。父の代わりとしてアルドの家に泊まるようになるクララと、家に女の子がいることの弊害やクララの成長を悲しく思うアルド。2人の人生の行く末はハッピーエンドで終わるのか。
なんだか切ない雰囲気と悲しくなる感じがなんとも言えない気持ちにさせる映画でした。
クララの思春期なりの一見尖ってるけど言いたいことは分かる、もどかしい考え方が故の名言に痺れた。そして徐々に明らかになる医者アルドの過去や、それを知ったクララの切ない感情に涙
クララは愛情不足なんだろうなあ。それを優しく見守るアルドも切ないなあ。とかいろいろ考えちゃった笑
終始暗い雰囲気だから眠たくなるかと思ったけど最後まで見れた。そして思ったより泣けなかった。泣かせに来るわけではないのがまた良き。
なによりファッションが素敵。めちゃオシャレ!
2021.no15