マオ

僕の好きな女の子のマオのレビュー・感想・評価

僕の好きな女の子(2019年製作の映画)
3.0
“ 僕が好きな人は、永遠に僕を好きにならない。”

男性版「勝手にふるえてろ」という印象。
勝手にふるえてろと逆で、男心めんどくせってなるから、結局恋愛に弱気な人の恋愛ってめんどくさいの塊だ…
名前のない2人だけの関係を確かなものにしたいけど、結局怖くてめんどくさい感情の中をぐるぐるしてるわけで、ああそりゃ確実に私もめんどくさいの塊側の人間だわ。
好きだからこそ壊したくなくて現状維持しようとする加藤の気持ち、すごくわかるしリアルだった。

男性の描く理想像ってこんな感じなのか〜と学びだった。
わたしは、結構早い段階から好意伝わってたと思うな〜。きっと好意を伝えてこないことをわかってるからこそ、友達として一緒にいたいから気付かないフリで誤魔化して、何も変わることない安心感が楽で居心地良くてお互いにとってちょうどいいぬるま湯に浸かってる感じ。
そっか、これって気を持たせてくる女の部類になるのか〜そうだよな〜って文字に起こしながら思った。
けどこういう人って男女関わらずやはり一定層いるよね?なんでこういう部類の人に惹かれてしまうんだろうね?
でも加藤を恋人に選ばない理由もすごくわかってしまった。


他人を小馬鹿にする感じで笑い合うとことか、いやいや言わんやろ!と思ってしまう急な子どもの台詞とかあんま肌に合わないなという部分は多々あったのだけど、映像の質感とかすごく好きだったし、やはり渡辺大知は本当に気持ち悪くて愛おしい… (超褒めてます)
なんか今泉力也さんぽいなと思ってたらエンドロールでお名前見つけてわおってなった。


コメントでネタバレありでラストシーンの話します。
マオ

マオ