miu

僕の好きな女の子のmiuのネタバレレビュー・内容・結末

僕の好きな女の子(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

心当たりがないと思いたくて、苦しくなるところがあった。会話の中で彼女がいること知って、それまでの私のうきうきを返せ!とか思ったり、急に心臓がバクバクしたり、私だけ好きなのかと痛感した記憶がフラッシュバック。こりゃまた愛がなんだみたいに個人的な云々を話したくなるやつで。
彼の中の唯一無二になれたらいいやとか、ただの臆病者なのに肯定しちゃったりして。逆に同じように考えて欲しくて、少し気を持たせてしまったりとか。最低である。差し入れのケーキを送れないほどのこじらせはないけど、十分わたしもめんどくさい。
始まりも終わりもない方が楽だったよ、と思ったりもするけれど、きっとあの時隣で過ごした時間は、誰が何と言おうと大切で、今隣にいないことが少し悲しいけどじんわりと温かいんだと思う。そんな風にして気持ちを伝えられないまま、思い出を抱き続けるんだろう。戒めムービーでもあるね、やっぱり好きな人には伝えた方がいいよね。それが簡単にできたらこういう映画も生まれないけど。
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