Moriken

セノーテのMorikenのレビュー・感想・評価

セノーテ(2019年製作の映画)
5.0
新・文芸坐で見た。
メキシコユカタン半島にあるセノーテとは、昔から人々の生贄などに使われていた泉である。その泉は半島各地に存在して相互に繋がっている。
そこにiPhoneを片手に一人で潜る小田監督。実験映画的な映像・音声の演出が際立っている。大スクリーンで見るべき。
さまざまな物質が堆積する泉に潜る中でその土地に伝わる昔話のナレーションが流れ、複数の記憶が混在した感じを覚えました。
自らの「眼」で見たものを提示している、と講演でおっしゃっていた。
大島渚賞受賞作。
Moriken

Moriken