床ずれ

セノーテの床ずれのレビュー・感想・評価

セノーテ(2019年製作の映画)
4.0
大島渚賞らしいが、『メヒコ 歓ばしき隠喩』でメキシコ文化論を書いた吉田喜重のことを思い出す。あの中で書かれていた、「見えがくれする湖テスココ」って、こんな感じの〈見えがくれ〉なのでは。ちらちらと揺れる光、不吉に轟音を立てる闇、過ぎ去る魚、そして骨。まさに冥府が〈見えがくれ〉している恐怖。
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