ゆとリーマン

大地震のゆとリーマンのレビュー・感想・評価

大地震(1974年製作の映画)
3.0
おおじしんと読むか、だいじしんと読むか。原題はアースクエイク。アースクエイク・テンタが思い出される事と映画チラシが2種類ある事が思い出された。そうそう、だいじしんが正解でした。74年という時代背景を考えれば、臨場感たっぷりの素晴らしい映像と音。少々目を覆いたくなるような映像、高層ビルでのスリリングな展開もあり、パニック映画としては上出来ではないでしょうか。ストーリーは「タワーリング・インフェルノ」に似ていますが、ヘストン演じる建築家が妻と愛人の間で揺れ動く男の姿を熱く演じており、強いアメリカの男性像らしく最終選択へと導かれていきますが結末は色々な意味で、あっけなかったです。ところで、地震前にイーストウッドの映画を見に行くシーンがあるのだが何か意味があったのだろうか。イーストウッドの映画鑑賞中に地震が起きて、スクリーンのイーストウッドが消えていくのだが意図的なものを感じました。