このレビューはネタバレを含みます
かなり、かなり好きだった。
三上さんの母親の情報を求めて行った、育った施設でのくだりをずっと反芻してる。
情報というか、もしかしたら母親に会える!?という勢いで行ったら特に何も有益な情報を持っていなかったおばあちゃんがいたの、何の集まり??すぎて笑っちゃった。
バスで「今度こそカタギぞ」と決意したものの、どうしても過去は枷となり普通の生活を送るのすらめちゃくちゃ大変で。
おばあちゃんと歌うシーンだけが手を汚す前の記憶を共有できた瞬間だった。何も知らない子供達と、知って尚支えてくれる青年とサッカーして笑って!
ずっとここでサッカーしてようょ…と思った。
ラストシーン、コスモスを分けてあげると言われた時の三上さんの涙。考えても答えが出ない。
死に際、どんな気持ちであのコスモスを握っていたの。
三上さんはすばらしき世界だと思ったかもしれないけれど、私はそれを良かったねと言いきれない。