ぢん子

すばらしき世界のぢん子のレビュー・感想・評価

すばらしき世界(2021年製作の映画)
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ガミさん…いや役所さん…。
アカデミー賞の常連で、安定してる演技だよね、と今まで思ってたけど、役所さんの演技で泣いたのは、これが初めて。
そして、キムラ緑子さん。

今の社会、生きにくい。
コロナからこっちと昔では、全く別世界。
働き方も変わった。
それなのに、社会や思考が変わってない。
だから、とても生きにくい。
もう前には戻れないのに。

人との繋がり。
どんな人と繋がっているか。
とても大切だな、と痛感しました。
なんだか既婚、未婚に関係なく、長い付き合いでも、あれ?と違和感を覚えてくる人間関係があります。
「昔は、こんな人じゃなかったのに」
「こんな人だったっけ?」
「昔っから変わらないな(悪い意味で)」
人生、あっという間なので、違和感持った人とは出来れば関わりたくないです。時間がもったいない。
でも、社会ってそういう人間関係が多い。
主人公の三上さんと被らせてた部分があったから、役所さんの演技に泣けたのかもしれません。

反社の人は生きにくい、とは知識として知っていたけど、映像の圧が、リアリティーあって凄かった。
ドキュメンタリー観てるみたいで、しんどかった。

仕事があり、ご飯を食べ、風呂に入り、布団で寝る。
常々思ってるんですが、全部、当たり前じゃないんですよね。

三上さんと話したーい。

すばらしき映画をありがとうございます。
ぢん子

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