生きてるよ！
(映画『プロメア』にて、直上射出され火事場に落下したマトイから生存報告をするガロ・ティモスのトーンで)
観た人を絶対に殺す映画VSおれ！
仮に自分がこの映画を観て命を落としたとして、困るのはこのDVDが一向に返却されなくなるTSUTAYAさん！
冒頭から、この映画がこれまでいかに人を殺してきたかが説明されます。もうこの辺から既に香ばしいんだけど、本編が始まると、いよいよ映画が僕らを殺しにかかります！
本編のあらすじとしては、ペット・セメタリー‥もとい、足くさ姉さんとケルベロス厨の息くさネイサンの姉弟が、裏山で神曲ごっこをするという期待しか持てない内容。そこへ、謎のパンいち胸毛JAPの切腹未遂、サタニズム的イメージのインサート、ガキの放尿シーンといった背徳的恐怖映像が次々と展開していきます！
とにかくこれが全編NGシーンのようなクオリティで、苦痛&苦痛で仕方ないんですけど、夜の湖畔でボートに乗せられていく全裸の女性や、不自然に長い悪魔の微笑みカット、木立を並走する黒い影に、テントつんつん男など、時々ちゃんと怖いシーンがあるもんだから余計困ります。僕ちゃんと最後まで観たからほめて！
設定‥、あ、違う！史実として、40年間行方不明だったフィルムが発見されたそうですけど、明らかにiPhoneとか安価なデジタル機器で撮影したものにダウンコンバート的エフェクトをかけてるのがバレバレなことを指摘するのは不粋ってなわけ！
試みとしてはなかなか面白いし、何より、生きていることに感謝する機会を与えてくれたこのモキュメンタリー映画に感謝です！くそだけどな！
