ひよし

プラットフォームのひよしのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
4.0
人と言う生き物は‥‥
等の思いに耽ってまうと、このどこまで部屋あるねんと同じくらいの深くて永い穴から出てこられへんでしょう。
この設定やストーリーを導くオッサンに、食べ方❗️、って何度心で叫んでも、このあと何食べよかって考えてる者の声は当然のように響きません。

部屋が襲ってくるわけやないし、各部屋オリジナルの仕掛けがあるわけでもなし。
結局人を殺すのは人やし、食わんと生きていかれへんから、あれやこれや食べられるもんはなんでも、まさに何でも食べる。他の命や他者への配慮や他の者との協力なんて綺麗事で、あなたも私も汚い食べ方で何でも食べるんやろ!って言われてるようで、主人公の様にふるまえるかの自信はありません。

予想を超えてくる強固で巨大なシステムに、それでも希望はあるんやとの最下層からの訴えは最上層に届くんか。限られた物を分配出来ん者達にたどり着くのはやっぱり破滅なんやろか。
食物もエネルギーも土地も情報も、このご時世で言うたら予防接種も分配出来ひんのやから、まさにシャッフルして下層階を味わえ言われてるんか思うたら、胃袋が少し収縮しました。
ひよし

ひよし