せーじ

おちをつけなんせのせーじのレビュー・感想・評価

おちをつけなんせ(2019年製作の映画)
3.8
【文末にランキングがあります】

247本目。
能年玲奈さんこと、のんさんが監督・脚本・衣装・美術・撮影・照明・音楽・編集・主演・主題歌を手掛けたというこの作品。
YouTubeで限定配信されるということで、PCで鑑賞してみました。

うん、思いのほか映画になっていて驚きました(失礼)。
きちんと撮影はまともだし、セリフに頼らずに映像で物語を語ろうとしているし、主人公の心情を「スーパーリアリズム」的な映像表現で描こうとしているし、よく出来ています、基本的なところは。
ただ、主人公が悩みを克服するきっかけとなる出来事が、ちょっと小さすぎる気がしました。「それで満足しちゃうの?」と思ったり。
もっとスケールのデカい、ぶっ飛んだ展開にしても良かったのになぁと思います。その方が彼女らしいと思いますし。
まぁでも、いくらYouTubeの後ろ盾があって、著名な人々の助けを貰っていると言っても、ゼロからの初挑戦ですからね。そもそもキチンと完成させて公開出来たというだけでも凄いことなのに、ちゃんと作家性のある映画として成立しているというのは物凄いことなのではないかなぁと思います。
相当大変だったみたいですけど。
少しずつ、道を切り開こうとしている彼女の頑張りを、来年も応援していきたいなと思っています。
興味のある方は是非是非。

※※

ということで、今年一年しょうもないレビューを読んで頂いて、ありがとうございましたm(__)m
年間ランキングを発表したいと思います。

【新作総合部門】
特別賞:タレンタイム 優しい歌
①この世界の(さらにいくつもの)片隅に
②ROMA
③存在のない子供たち
④バーニング 劇場版
⑤ジョーカー
⑥ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
⑦スパイダーマン:スパイダーバース
⑧海獣の子供
⑨アイネクライネナハトムジーク
⑩愛がなんだ

【アニメ映画部門】
①この世界の(さらにいくつもの)片隅に
②スパイダーマン:スパイダーバース
③海獣の子供
④ブレッドウィナー
⑤ロング・ウェイ・ノース
⑥プロメア
⑦ちえりとチェリー
⑧ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝
⑨天気の子
⑩空の青さを知る人よ

【旧作レンタル部門】
・マインド・ゲーム
・シークレット・サンシャイン
・アンダーグラウンド
・オアシス
・夜明け告げるルーのうた
・心と体と
・ゴジラ(第一作)
・鉄コン筋クリート
・あの夏、いちばん静かな海
・トニー滝谷
・エンドレスポエトリー

【地獄映画部門】(地獄映画ツアーで観たものは除く)
・明日世界が終わるとしても
・薄暮
・ミックス。
・湯を沸かすほどの熱い愛
・ドラゴンクエスト ユアストーリー
・ここは退屈迎えに来て
・ニノ国
・バースデーワンダーランド
・駅までの道をおしえて
・七つの会議

以上でした。
(新企画は、次回のレビューで発表したいと思います)
思ったよりも好みが出てますね。。。
そして、詳しい感想などは個々のレビューで書いておりますので、よかったら読んで頂けるとありがたいです。
来年もよろしくお願いします!!
せーじ

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