たくみ

弥生、三月-君を愛した30年-のたくみのレビュー・感想・評価

3.0
色々と勿体ないなと思った作品

監督は「同期のサクラ」「家政婦のミタ」の遊川和彦監督…って言っても、どっちも見たことないのでテイストは知りません(´・ω・`)

主演は波留と成田凌。今ノリにノってる感がある旬な二人。この二人が1986年から約30年の間に出会いと別れを繰り返す時を超えたラブストーリー。

なわけですが、この30年間を全て二人で演じ切っているので、さすがに実年齢は20代後半の二人。学生服はかなりコスプレ感が出てしまったのが最初の残念ポイント。

長い年月を映画の尺で描くのは確かに無理があるし、難しいのは解りますが、それを見事に仕上げてある作品が他にある以上、言い訳にはなりませんよね。今作は残念ながらブツ切り感が凄くて、長い年月を上手に描いたとはいい辛いです。

役者の演技が悪いわけではありません。主演の二人も、その他の人たちもみんな良かったです。ただせっかく盛り上がって物語に入り込もうとする観客を、正直ダサい演出が邪魔をするんですよね(  ̄_ ̄)

ラストはダサ過ぎて正直興ざめ(ーー;)劇中で何度もかかる物語のキーになる楽曲も、曲自体は良い曲ですが80年代の高校生が聞くにはちょっと選曲が古すぎて、なんでこの曲???って思わされて逆効果。

映像はキレイでしたね。だからこそ勿体ない感・・・
たくみ

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