三月に見る予定だったこの作品、五月最後の週末にようやく見る事ができた。
まずもって、泣いた。泣かされた。
さくらの、未来にあてたボイスメッセージは、まあそりゃ泣きます。はい。
涙を流すことは、精神衛生上とてもいいことのようで、敢えて泣ける動画を見ることを涙活というらしい。なるほど、そう考えるとなかなかの涙活動画ということになるだろう。
でも、映画、としては色々いただけないところがありました。
構成がまずC級。忙しすぎますね。キャスティングはB級。成田凌に爽やか高校生は無理でした、俳優としてダメなわけでなくて。
音楽(坂本九)はA級だけど、使い方が安直。
総括すると、要するに安直。安い映画でした。
余談。
劇場で映画を見る事が好きだが、Amazonプライムで過去の名作を見る機会が多くなって気づいたこと。劇場で見る映画は打率が悪い。でも、だからこそこれぞという作品に出会うと嬉しいし、駄作の中にもキラリと光る部分を見つけるのも、一興である。