109mania

弥生、三月-君を愛した30年-の109maniaのレビュー・感想・評価

2.5
 三月に見る予定だったこの作品、五月最後の週末にようやく見る事ができた。
 まずもって、泣いた。泣かされた。
 さくらの、未来にあてたボイスメッセージは、まあそりゃ泣きます。はい。

 涙を流すことは、精神衛生上とてもいいことのようで、敢えて泣ける動画を見ることを涙活というらしい。なるほど、そう考えるとなかなかの涙活動画ということになるだろう。
 でも、映画、としては色々いただけないところがありました。
 構成がまずC級。忙しすぎますね。キャスティングはB級。成田凌に爽やか高校生は無理でした、俳優としてダメなわけでなくて。
 音楽(坂本九)はA級だけど、使い方が安直。

 総括すると、要するに安直。安い映画でした。

 余談。
 劇場で映画を見る事が好きだが、Amazonプライムで過去の名作を見る機会が多くなって気づいたこと。劇場で見る映画は打率が悪い。でも、だからこそこれぞという作品に出会うと嬉しいし、駄作の中にもキラリと光る部分を見つけるのも、一興である。
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