吉田ジャスティスカツヲ

弥生、三月-君を愛した30年-の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

3.3
演者が可哀想😖

相変わらず成田凌さんのリアルすぎるダメ男芝居がハマる、和製『ワン・デイ23年のラブストーリー』を作りたかったのでしょう…
また波留さん演じる、言いたいことは言わずにいられない…どこか空気の読めないヒロインは、いかにも遊川和彦が書きそうなキャラですよね。


その二人の尖ったキャラたちを持ってしても、映画として物語を転がしてくれず【いま考えるとドラマシリーズ全10話構成のほうが絶対効果的】だと思います🤔
2時間弱の上映時間で30年間の三月の部分を切り取って贈るということもあって、驚異の圧縮率ダイジェストを観せられることに。

また時制を行ったり来たりするので、特に出だしでは混乱する部分も多々です。
沙羽後まで見れば伏線だったことがわかるのですが、こちら側の観客が【意識して二人の人生に興味を持ってあげなきゃいけない】のが苦痛😥

見どころであるはずの【すれ違いの美学】も韓流ドラマなどに比べると、どこかエモさが足りなかったり。


何よりズレてるなぁと思った件は…
【見上げてごらん夜の星を⭐️は当時を象徴する一曲ではありません】し、何度も何度も使うことで鼻白むわ💢
SUNNYって映画を見習いなさい‼️


私の観賞時期はさておき、平成が終わった…という大きな時代の節目が、作り手の創作意欲を掻き立てたのだと思います。