ねぎおSTOPWAR

第七の封印のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

第七の封印(1956年製作の映画)
3.6
これはベルイマンを知る上で欠かせない作品ですよね。

自分に聞いてみよう。
今のところ一番好きな作品は「仮面ペルソナ」
次は「野イチゴ」・・・
あぁまあなんとなく予想はしていましたが、ここまで深いとやっぱり宗教ダメだ。
十字軍ってまるでリアリティも共感もありません。鎌倉室町ですか?いやあ遠い昔昔。

むしろカトリックとプロテスタントで言うとプロテスタントを身近に感じるんですよね、無宗教ですが。プロテスタントの友達と話しているとなんか儒教と通じる精神性を感じるんです。聖書至上主義ですから攻撃性はない。
一方カトリックの金にまみれた歴史は好きではありません。神へのアンチとして死神や悪魔も生み出しますが、神前提ですからね。そして何よりイスラム教を迫害する様がどうなのかなと。11世紀から変わってない。この大きな組織がどちらも唯一神だから困ってしまう。何年たっているのか数えるのも嫌なくらい相変わらず戦っている。

わしからすると、十字軍から帰ってきて神を信じていいのか悩む男はうんうんまあそうでしょうよぐらいの話です。

っていう中で唐突に出てくる死神。チェス好き!!!!?
ベルイマン監督イカしてますね!!