さすらいの旅人

海辺のエトランゼのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)
3.7
腐女子が大好きなBLアニメだがレベルの高さに驚いた
【VOD/Amazon Prime/配信視聴/ビスタサイズ】

アマプラのお薦めアニメとのことで鑑賞。
ジャッケの明るい情景からキラキラ系ラブコメアニメと思っていたらBLアニメであった。
BLは新しいジャンルとして小百合系と同様に映画界でも実写やアニメでも確率されつつあるようだ。

最初、失礼ながら先入観でなめていたが、アニメとしてのレベルの高さに驚いた。親しみやすいキャラデザイン、繊細で強烈なカラーの背景、風で揺れ動くキャラの髪など躍動感に優れたアニメだ。特に沖縄の海洋的で開放的な雰囲気の世界観に感動した。制作会社のスタジオ雲雀は初めて知ったがファンになりそうだ。

BL自体は個人的にまったく興味が無いが、同性愛について社会的にオープンになりつつあるので否定するつもりはない。男女関係なく好きになることは人間の摂理であるからだ。この映画では自然な感じで恋愛関係に入る。興味本位での描き方はないが、一部官能シーン(PG-12)はリアル過ぎて少し引いてしまった。

上映時間59分と短いがジャンルは別としてアニメとして純粋に楽しめたのは収穫だ。