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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのtorakoaのレビュー・感想・評価

2.5
主人公の人イケおじ。
フランス映画だなあという感じのゆるめなのんびりテイスト。の割には水中映像が何となくシャレオツだったり、発言に至る経緯も見たらそこまで問題視する程か?それ以上の差別的発言なんてそこらじゅうにあるだろとか、失礼過ぎるインタビュアーっているよなあといったものをさらっと描いていたりする。全くの一般人と著名人は違うにしろ、失礼な発言に対して失礼な返しをしたくなるのは人情ってもんだろう。
ちょっと違うだろうが言葉狩りみたいなのとかも枝葉に気を取られすぎて重要な部分が置き去りにされていくような、相互理解からは離れていく行為な気がしている。正直鬱陶しいし面倒臭い。そういうのを描こうとしたのかなー。

ライアン・ゴズリングで笑った。そうなのか人気なのか。
股間にエビついてる水着とか小ネタで笑いを誘おうとしてたような。やたらとチンコ出そうとするみたいな台詞があったが、それはこの作品の傾向でもあったような。
シャイニーシュリンプスというチームは実在するそう。話は実話ベースなはずがないと思う。

漫画じみたわざとらしさや嘘臭さがあるが途中まではテキトー臭いゆるさもそれなりに愉しかった。が、夜遊びのあたりで観るのが嫌になってしまった。アスリートと思って見てはいけない、というだけで済まない感じ。主にアメリカのコメディでほぼお約束になってる要素だし、そこら辺の感覚が違うんだろうけど私にとっては笑えないばかりかドン引き要素だったりするので一気に嫌悪感が湧いた。

ラストのあれは物凄く人を選ぶと思う。賛否両論というほどのこともなく、多めに見積もっても八:二ぐらいで否だろう。ちょっと笑ってしまったが賛ということではないしなー。まー強引な感じも含めてフランスだなあと何となく思ったのと、ラストのおかげで夜遊びシーンの不快さは薄れた気がするので、ありだったかなーぐらいな感じ。皆さんの反応は多様性を描いた、ということになるんだろうか。

鑑賞後に予告編観たら、主人公がゲイ嫌いとか説明されてて、ハァ!?てなった。あんまりなことを言われて「このハゲ」「このデブ」ぐらいな感じでゲイ野郎とか言い捨てて物凄く大事になって選手生命の危機を招いたようだけど、ゲイに対して特別な感情持ってる訳じゃなさそうだったと思うが。そういう誇大広告的なわかりやすさって必要なものだろうか?とすげーモヤモヤした。決めつけによるレッテル貼りみたいなのって凄く気分悪いけどなー。

吹替なし。
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