微笑

セオリー・オブ・アチーヴメントの微笑のレビュー・感想・評価

5.0
芸術家の卵やら何やら、雑多に文化的な感じの人々が共生している空間を切り取った短編。
物語らしい物語はなく、アパートの一角で過ごす様々な人の様子をスケッチしていく。
ゆったりとした時間の流れに、ハートリー初期作品に見られるアンニュイで風変わりな会話が端々に伺える。
室内のキャメラワークも、ロングアイランド3部作に顕著な人物の往来を軸としたそれで、漫然と観ているだけで楽しい。次作の『シンプルメン』におけるエレナ・レーヴェンソンとビル・セイジの隠れんぼじみた場面を思い出す。
エレナ・レーヴェンソンと言うと、どうやらこの作品は『シンプルメン』に向けた彼女のリハーサル?的な意味も兼ねていたらしい。