キッチー

カサノバのキッチーのレビュー・感想・評価

カサノバ(1976年製作の映画)
3.6
18世紀ヴェネチア出身の術策家であり作家のジャコモ・カサノヴァ。有名な漁色家(プレイボーイ)として知られた彼の半生について描いた作品ということだったが、ほとんどが女性との秘め事の話でちょっと引いた。

それでも演劇を観ているような映像で、当時の貴族たちの風俗だったり、豪華な衣装で、時代の気分は伝わってきた。内容の割に芸術的だったように思う。

女性との絡みは賭け事の対象にされたり、しっとりとしたラブシーンではなく、スポーツやダンスのような雰囲気で描かれていたような気がする。少しくせのある登場人物も多かった。

主人公について他の功績が語られることはほとんどなく、その一点のみが延々と強調されている感じ。148分と長尺だったので、もうちょっと短くても良かったかな。

フェデリコ・フェリーニ監督作品。
キッチー

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