映画の構造は去年の作品を踏襲してはいるものの、今作で取り扱っているテーマが美しすぎて4場面くらいで泣かされた。
こっくり（関水渚）の存在感も良い。毎度本当に良い役者を連れてくるものだ。
長澤まさみも、30代前半には見えないくらい、人間としての深みや幅を出す凄い女優になっていると思う。
ミステリー小説でお馴染み“あの時のキャラクターがこんな形で”的なサプライズも今回も健在。
コンフィデンスマンシリーズを観ると伊坂幸太郎の小説の次回作を楽しみに待っていた20代の頃を思い出すな。
竹内結子さんと三浦春馬さんも映画の中でキラキラ魅力を放っていた。
泣けるし笑える。
くだらなくても高尚でも、
心が動いて、一緒に観る人と楽しめるのが良い映画。
