Atsuya

花束みたいな恋をしたのAtsuyaのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

書いている今も余韻ハンパないです。
自分の心にぶっささりました。

日差しを浴びながらベンチに座って一緒に寝たり…
電車に乗らずに遠い距離をわざわざ歩いて帰ったり…
はたまた
自分にそんなつもりはなくても
知らず知らずのうちに相手を傷つけていたりしてたり我慢させてたり…
疲れてるからそっけない態度になったり…
『ごめんね』や『ありがとう』の一言が言えなかったり…
こんな自分ダメだなって分かってるけど変な意地張っちゃったり…
あーこれこれってなる恋愛の要素がふんだんに盛り込まれていて共感の連続でした。

時間が経てば好きなモノも価値観も当然変わっていって最初に出会った時とはお互いに大切にしたいものが違ってくる。それを受け入れられるのか。恋愛って本当に難しいなと思いました。個人的に恋愛には賞味期限があるっていう言葉がずっしり来てとても悲しかったです。

いろいろあった5年を経て2人はまさかの再会。
2人は言葉を交わさず手を振りあってそれぞれのたいせつな人とのたいせつな時間の上を歩いていく…別れた時にボタンが押されてお互いの心の信号が青に変わって前に進んでいくことを象徴しているシーンだと思いました。別れてもちゃんとお互いの心の中に存在しあっているのが凄くいいなと思いました。

【微笑ましいシーン】
【胸が苦しくなる切ないシーン】
【懐かしさを感じるシーン】
自分の感性にどのシーンもピッタリでした。

この余韻はまだまだしばらく続きそうです。

2021-15
Atsuya

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