くまこ

花束みたいな恋をしたのくまこのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

観た人自身の経験に一存する作品でした。
想像より後味悪くなくて良きでした。

坂元裕二 × 土井裕泰 がバンザイでした。



ラストのファミレスのシーン
思い出される人がいるかどうか、まずここが大きな分岐点で、いた場合はさらに

・後悔で胸が押しつぶされそうになり、取り戻したい思いで涙が溢れ出る人

・あくまで思い出として、きれいにしまっていた景色が思い出されて透き通った涙を流す人

この2つに分かれる気がする。
端的に言えば、上映終了後、
過去に引きずり戻されてるか、
余韻に浸りつつも未来を見ているか
かなぁ〜

前にいたカップルの男の子、終演後もすぐには立ち上がれないくらいな泣いてたな…


にしてもこのラストのファミレスのシーン本当に良かったですよね、菅田将暉と有村架純が。
あのワンシーンだけなのに、主役2人の次に清原果那と細田佳央太の名前が並んでいるのは、どれだけこのシーンが重要なのかを物語っている……。



絹ちゃんに危ない仕事させるなんてできないからって、就職した麦くんは偉かったしカッコ良かった。でも自分が女性だからか、麦くんそれは言っちゃダメだったでしょっていう刃の鋭いセリフがいくつかあったなあ〜。
現状維持が目標って言ってた麦くんだけど、維持側にいたのは絹ちゃんで、麦くんはどんどん変わっていった。
だけど変わることって別に悪いこととは思わないから、麦くんが悪いとも思わなかったんだよなぁ。
もちろんそれが一時の見失いで、別れたくなかったなら麦くんの失態なんだけど、変わってしまったなら別れることはバッドエンドじゃないなって。

空気みたいな関係になろうよって麦くんが言ってたけど、無言でも心地よい関係というのは、思いやりを持たないということではないんだよなぁと。完全に無関心になってしまったとしたらそれはもう本当に好きじゃないってことなんだと思う。


最近の恋愛をテーマにした映画の中ではかなりリアルに感じました。
でも個人的に、恋は有限、終わるものと言い切るのは好きじゃないかなあ…
結婚して何年経っても仲良しに過ごすのが夢なので👵🏻👴🏻🤎



そういえば、「花束」を強調してくるシーンはなかったから、どうしてこのタイトルなのか、いろんな人の見解を聞きたいですね。
_______________
・古川琴音ちゃん出てた♡
・ACC!!
・早稲田松竹!!!
・フレンズ!!!!
・有村架純のカラオケすごく普通なのが良かったよね
・パンフレットめちゃ可愛かった…
・菅田将暉の鼻筋、あれなんなの?(褒め言葉)
くまこ

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