カルチャーに溢れていたモラトリアムを抜けると、仕事で疲れて漫画すら読めない日常に放り込まれる。生きるために働いてるのに生きた心地がしない、自分も数年前まで麦みたいだったかもしれない
自分は転職してまた映画を見始められたけど、麦みたいにどこかでハードルを下げてる部分はやっぱりあって…だから当初の目的を忘れて「結婚してワンボックスを買おう」とまっすぐな目で言う麦も、それでも別れを決めた絹の気持ちも分かってしまって辛かった
評判通り良さがつまってたけど、主人公と歳が近いのもあってかすごい身につまされる話だったな…