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花束みたいな恋をしたのchiのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この脚本とキャストで映画やるって知った時点で絶対観に行くと決めていた作品。
やっと観れた…あぁ。。
ずっとずっとこの映画を噛み締めていたくなるほどよかった!マスクびちゃびちゃになるほど泣いた!笑

好きなものが一緒で、日々のなかで考えていたことも一緒のふたりがお互いを好きになるのに時間なんてかからなくて。。
映画の半券しおりにして、好きな作家だだかぶりで
天竺鼠のライブ行きそびれる相手になんてふつー出会えないよ?

付き合い初めのキラキラした感じってほんとに愛おしいよね。
好きで好きでたまらなくて楽しいよね。
そりゃ4日も家に入り浸っちゃうよね!

音楽、映画、演劇、本、漫画、ゲーム、ラジオ。なんかもうチョイスがやっぱり玄人すぎて唸ったわ。
初対面の人に粋な夜電波聞いてるかなんてきけないよ!
下高井戸シネマは君たちの住む路線のとこだからね!!!

2人が就活して働き始めたことによって色々と変わってきてしまうんだけど、
今までと同じように過ごしていきたい絹ちゃんと
2人で生きていく・生活していくために仕事をする!っていう麦くんの気持ちのズレみたいなものがすごく伝わってきてしんどかった。

また今度にしようって言って混み混みで食べられなかったさわやかのハンバーグ。
それを会社の人と食べている麦くんは絹ちゃんのこと思い出すことはあったのかなぁ?って切なく観てたんだけど、
そこは最後の最後にちゃんと回収してくれたので笑えた!

好きな人と共有したものって、後からも思い出しちゃうよね。
教えてもらった花の名前だけじゃなくて、その相手と話したあれこれを。

あぁ…もう別れるんだろうなぁ。。って2人を観てるのが苦しかった。
キスする描写があっても、これが最後なんだろうなぁって思えちゃってずっと泣いてた。

今日楽しかったからって笑顔で別れようとする絹ちゃんは強いなぁ。
あのファミレスでの会話は麦くん側の気持ちが私にもあって。
付き合ったころの感情がずっと続く訳ではないんだから、パパとママになって、家族になればまたそれはそれで別の幸せのカタチがあると思うし、世の中の人はそうやって生活してると思うんだけどなー
ってなってたところにかつての2人を思い出させる若々しいカップルの登場!!!
もうなんだこれ!!!この構成すごすぎる!号泣!

別れた後の2人の感じも、それぞれ別の相手ができた中で偶然出会ったときのあの感じもすごいカラッとしてて好きだった。

まだまだいっぱい語れるけど長くなってしまったのでこのあたりでやめとく。
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