りな

花束みたいな恋をしたのりなのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.8
大好きな坂元裕二脚本。しかも坂元さんの作品に架純ちゃんなんて見るしかない。
淡々と描かれる日常をあんなにも魅力的に表現できるなんて、坂元さんは本当にすごい。坂元作品あるあるの登場人物の名前の魅力。麦くんと絹ちゃんなんて、素敵な名前すぎる。
あとは魅力的な会話劇。苦手なものがUNOで「はい、今UNOって言ってないから2枚取ってー」と言う人、とか好きな言葉は替え玉無料、とか。じゃんけんの話とかストリートビューのくだりとか。本当に何でこんなセリフ思いつくんだろう。といつも感心してしまう。
最後の方のファミレスのシーン。涙が止まらなかった。人生って本当に難しいなーなんて思ってしまった。
でも終わり方が、坂元さんあるあるなんだけど、はい、終わり。って感じじゃなくて、登場人物たちが今もどこかで同じ時間を生きてる気がして、ずっと彼らの人生が続いてるって感じられて、そこが本当にいつも魅力的。
りな

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