なんかもう身につまされまくりでゲボ出そうでした
鑑賞中はマジでもう勘弁してくれと思う瞬間の連続で無意識に終始歯を食いしばってしまってて奥歯砕けるかと思うぐらいキツかったっす
パズドラのくだりとか本屋での出来事とかもわかりすぎてしんどかったんですが、特にキツかったのはやっぱり、自分の中に存在しているイキりマインドみたいなものを客観視させられてしまう感じでしょうか
主役の2人も自分と比較的趣味は合う部分も多いというか、いろいろ説明する必要がなく会話を進められるので好きなタイプのような気もするんですが、なんか無性に気に食わなくて
好きな言葉は「バールのようなもの」なんて面と向かって言われたら即バールでこめかみフルスイングしたくなっちゃいますし、おそらくこのシーンを映画館じゃなく自宅で観てたら「なんじゃお前!」つって画面に向かってシャウトしてしまっていたと思います
奇をてらった発言をして「わたし、あなたみたいな人好きだわー」って言われたいのとかも痛いほどわかるんですが、それをいざ客観的に見てみると思ってた12倍ぐらいエグかったですね
べつにそんなイキりうんぬんが主題ってわけじゃないとは思うんですが、その感じを語り合える人と交際できたら楽しいよなぁとか思ったりもして、そこでまた自分を麦に重ねて見てしまったり
なんというか「人とは違う人間になりたい、人とは違う生き方をしてみたい」的な考えを持つこと自体がもうすでに人と同じだよなーって気付いてしまったときの絶望感も思い出して、今こうしてレビューを書いていることすらもキチーと思い始めてきたのでこのへんで終わります
とりあえず、実家に戻るっていう逃げ道が選択肢として薄かったのはとても良かったです