リョウ

花束みたいな恋をしたのリョウのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

21歳男子大学生の本音をここでこっそり。

「好きなことを仕事にする」こういった類のことを「ナメてる」「上手くいかない」「責任感がない」そうやって否定することや、恋愛に関して好きなだけじゃどうにもならない、恋愛感情がなくなった結婚生活が上手くいくとか、そういう風に諦めに似た感情を持って何もかもを達観する姿勢、これが大人になることだっていう人、違うで。何をもって大人だと定義するかは分からないけど、これは大人になるってことではないで。すまんけど。

責任感を持って仕事をすること、生活のためにお金を稼ぐこと、これは素晴らしくて美しいことやけど、だからってそうじゃない人を「いつまでも学生気分」とか言って卑下するんじゃあないよ。

劇中、共通の趣味を持って、話を弾ませて、いいなって好きだって思って、付き合って、長く一緒にいて、すれ違って、別れてって正直、理解できない。一度は心から好きだってお互いに思った相手同士、照れながら手を繋いで、キスをして、何度も体を交わして、すれ違うことはあるだろうけど、それで別れてしまうのは、もう2度と分かり合えないっていうのは、寂しすぎる。

邦画の恋愛映画は嫌いなものが多かったけれど、この映画はまあ他のモノとは一線を画しているし(個人的に)。僕の貧しい恋愛観にも、人生観にも訴えてくる面が多かったから面白かったです。

この映画を見て、ここまで読んでくれているそこの物好きさんにオススメの楽曲を。
RADWIMPS 「愛し」「何十年後かに「君」と出会えていなかったアナタに向けた歌」
各種サブスクでは聴けません。
この映画を見ながら頭の中でこの2曲が流れてきたのでよければ一度聴いてみては!
リョウ

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