よー

花束みたいな恋をしたのよーのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTにきていたのでやっと。
泣きたい気分だったのもあってかなくてか
泣けました。

元カレ、元カノを思い出すと話題でしたが、
こんなに素敵な恋愛をした経験がないもので
出会いから楽しいお付き合いの時間は
正しく自分の理想のカップルすぎて
それを見て泣いてました。羨ましすぎて。笑
押井守から泣いたもんね普通に。←

「こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です」
って絹ちゃん、可愛すぎた。
あたしも言いたい。(お前は違うって怒られる)

幸せな2人を見てたくさん泣いて、
すれ違いの2人を見て絹ちゃんに共感しすぎて
胸が痛くなった。
楽しい経験はわからないのに
辛い経験はわかるって何事なの😇笑

「大丈夫だよ」って言わせるな!とか、
好きなことを遊びだって言われたりとか、
結婚して家にいて好きなことしてればいいじゃんとか、
一緒に楽しんでたことも楽しめなくなったりとか、
ものすごく思い当たることありすぎて笑う。

別れのシーン、
「別れたくない」という麦くんのセリフに泣いた。
そうだよね、別れたくないよね。
という共感の涙ではなく、一連の台詞の中よ

『ずっと同じ気持ちで好きでいるなんてムリ』

という言葉に泣いた。
文字にしている今も泣いてる。
自分は何年も同じ人とちゃんと付き合って、
同棲したりして、なんて経験もないから
絹ちゃんの気持ちも麦くんの気持ちも分からないんだけど、
『ずっと同じ気持ちで好きでいるなんてムリ』という、
それが現実かもしれないんだけれど、
その言葉が悲しすぎて涙が止まらない。

そして、それが別れない理由や、
ましてや結婚の理由には自分としてはなり得ない。
恋愛と結婚は違うと、なんとなくは分かるけれど、
でもそれで結婚して家族になれば、
子供を作って家庭を築いて
お互いが空気のような存在ににれれば、
という思考には至らない。
やっぱりまだ自分は子供なのだろうか、とも思う。

パン屋さんがお店を閉めてしまったこと。
一緒に観に行く予定の舞台に行けなくなったこと。
悲しかったなぁ。

久しぶりに体を重ねたあとのあの感じも。

一緒に楽しく過ごすことができたとしても、
付き合っていられるか、結婚できるか、というのは
また本人たち次第なんだなと思った。
「仲良いのになんで!?」っていうのは、
何も知らない第三者からの一生分かることのない疑問なんだなと。

終わり方は割とあっさりとしていて、
『終わりは始まり』という感じがした。
これからも絹ちゃんと麦くんの時間はそれぞれ続くのだなぁ。

改めて、“楽しかったあの頃”
という恋愛の記憶がないに等しい自分が悲しいわ。笑

序盤のナレーション多めのテンポ感、
終盤の静かさ、
中弛みもほぼなく最後まで楽しめました。

無責任が一番楽で、一番楽しい。
怒りというのは責任から生まれるもので、
怒りのない優しさは無責任だと思ってる。
だからこそ、ただ優しくされると悲しくなることが多い。
何言ってるかわからないですよねすみません。🤗
難しいです恋愛も、結婚も!ひえー!黙
よー

よー