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バッド・エデュケーションのpenのネタバレレビュー・内容・結末

バッド・エデュケーション(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

完璧であろうとして崩れていく、そんなヒュー・ジャックマンの演技が印象的。どんなに追い詰められて、取り繕ってきたものが剥がされていっても、教育者としての矜持を捨てられないのが、立派というより逆に哀しい。一方で、人に教えを説くことで優越感を得ようとする、彼のエゴのようにも見える時がある。このように本作はヒュー・ジャックマンを通して人間の様々な面を見せることが、上手くいっていると思う。

ストーリーの作り方も興味深くて、主体となる登場人物が変わると、ジャーナリストが権力者の横暴を暴く記者映画に様変わりするし、家族の幸せを手に入れようと足掻いた女性の物語にもなる。

登場人物の関係、配置、物語構成。どの点からも多角的な目線で見ることを意識させられて、中々癖のある実話映画だった。
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