ぬーたん

すべてが変わった日のぬーたんのレビュー・感想・評価

すべてが変わった日(2020年製作の映画)
3.8
簡単なあらすじを読んで家族の再生の物語かなと思ったけど、これはジャンルに分けたらホラーだな。予想してなかった展開にわたしゃ、口がアングリ開いてしまっただ。主演はケヴィン・コスナー。年取って良くなったなあ。好々爺も自然だ。ちょっと腹が出過ぎだけど、銃を持てばやっぱりカッコイイ!君はボディーガードやけん!今作は奥さんをボディーガードしちゃう!その奥様はダイアン・レイン。アラカンでも美しさ健在!でも何故か彼女の主演作を1つも言えない。あ、コットンクラブかな、大分古いね。この夫婦はお似合いで良い感じ。ラブシーンもいやらしさがない。
この夫婦は1人息子を亡くしその息子、つまり孫を再婚先から取り返しに行く。今の世の中、この設定は実にしっくり来る。少子化、結婚しない子供、結婚しても子供要らない、産んでも1人でいい。そんな家族が多くなって来てるから。孫1人に対して両家の親、ジジババ×2が惜しみなく愛情を与え、競い合う。昔は子だくさん、孫は更にたくさん。孫1人に構っている暇も金もなかった、昭和。だと思う。知らんけど!
再婚先のババがとんでもないサイコパス、サイババで恐ろしいけど、アメリカの片田舎の大家族に居るかも?という変なリアルさがあった。多分それは子供が全員男で弟も居て、アホな男どもを洗脳、支配してる、女ボス、教祖様なのだ。この役にレスリー・マンヴィル。全くこういう役のイメージないけど、役にハマってた。凄い。弟役のジェフリー・ドノヴァンがいい。『バーン・ノーティス』のスパイ役、『ファーゴ』や他のドラマに良く出てるが、ひと癖ある役が上手い。これは闘いの話だ。孫を救い出す、という名のもとに、息子を取戻す夫婦の話。というかババであるマーガレットの強い意志。そのマーガレットを守るボディーガードのジョージなのだ。守るべきもの、一番大事なもの、それが何か?分かっていたのはケヴィコス演じるジョージだけだったのかも?
♫恋しさと せつなさと 心強さと~♫
虚しい、切ない。そんなぶち切りのラストも良い。
※おやつは旭川の壺屋、本店限定の長五郎の餅。ウマい~!
※夕飯は大雪山で買った大雪うどんを茹でて、天ぷら(海老・茄子・いんげん・ホッキと玉ねぎのかき揚げ)きゅうりの焼酎漬け。デザートはシャインマスカット。
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