トムヤムクン

木靴の樹のトムヤムクンのレビュー・感想・評価

木靴の樹(1978年製作の映画)
4.5
ブタを屠殺するシーン、これをきちんと映すことでオルミの世界に対する態度を信頼した。ともすれば命が与えられるものであることを忘れそうになるが、彼らはその間を蔑ろにしない。田舎、辺境、前近代的な生活を過度に美化するようなイメージには辟易するものだが、本作はカメラが観察者的な眼差しに徹している印象があり、程よく抑制された演出によって押し付けがましさを感じることなく観ることができる。子供たちが可愛い…笑 動物たちの瞳。
学校に通い、近代の知識を身につけていく坊や。僕もアンセルモおじさんのトマトが食べたい。
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