おバカ犬

ダーティハリーのおバカ犬のネタバレレビュー・内容・結末

ダーティハリー(1971年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

サンフランシスコ市警で汚れ仕事ばかりさせられる、若干問題児なハリーキャラハン刑部を描いた本作を鑑賞。クリントイーストウッド映画は好きなものが多いが、初レビューかな?

😡『じゃあ法律がおかしいんです!』
本作の面白さはハリーの破天荒さにあり!彼の発する一言一言に効く渋さ、ユーモア、破天荒さを楽しむことができた。

楽しんだのは間違いないが、率直な感想はこうだ。

😐タメが長い !
保身からか、かなり慎重派の上司たち。そのせいで異常者サソリに好き放題ヤラレっぱなしなのでストレスが溜まる。まあそれを解放するのがハリーとの一騎打ち、そして序盤に回帰するあのセリフなのだが…。100分のうち90分はタメで、それがドバッとラスト10分で解放される感じ。故に鑑賞中の体感時間はかなり長く感じちゃう。

以前『プラダを着た悪魔』のレビューに記載したが、フラストレーションを徐々に徐々に汲み取る作品の方が私は好き👗。全く毛色の違う2つの映画であるが、作品を楽しむためのルーツがこの"タメ"にあると考えると、興味深い。

👅吹き替えとBDについて
私が今回鑑賞したのは、ルパンでおなじみの山田康夫さん吹き替えのBDだが、時々勝手にオリジナル音声に切り替わる。決して故障ではなく、テレビ放送等ではカットされたシーンが差し変わっているのだろう。そんなシーンをここにメモしておく。
・序盤、病院で治療をしてもらうシーン
・チコと車で移動し、スーツケースを持った関係ない男を追うシーン
序盤に立て続けに切り替わるため幸先不安になるが、ほとんどは大丈夫。

💣描写も結構ダーティ
痛々しいシーンが多い。子供に暴力も振るう。🎵ランランランラン川下りぃ"ぃ"!!
またお下品なヌードやいたたまれないヌードもあり。街の汚れを見過ぎちまったぜ…。


総評
たまーに観たくなる娯楽映画。色々書いたが、結局イーストウッドに魅了されてるんだろうな。
さて、警察バッヂを捨てる哀愁漂うラストで割と綺麗に終わったのだが…まだまだ続くぞ。週一ペースで観られたらいいな。


あらすじ
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
サンフランシスコ市警に異常者サソリから脅迫文が届いた。その事件の担当となったのがなにかとダーティーな仕事ばかり押し付けられる問題児ハリーキャラハン。

彼は新たな相棒チコとともに捜査を続けるも、卑劣な手ばかり使うサソリと、慎重すぎて言いなりばかりになる上層部に振り回され、捜査は難航。

一度は追い詰め、サソリに致命傷を与えるも、なかなか逮捕に至らない。怒り爆発し、辞職も厭わないという覚悟を持ったハリーは、ジャックされたスクールバスでサソリとの決着をつける。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
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