ネズラの監督と同じ人の作品だね。両作ともリメイクとは言いつつも、どちらかというとフェイクドキュメンタリーのような作り方で、知られざる旧作を取り扱っているのが特徴だね。
ある映像制作会社が舞台。主人公のディレクターがマジラブ村上のようなポッチャリメガネだ。
このオッサンが旧作の大仏廻国の映画を調べながら、80年前に実際に大仏が動いた事件がありその記録映画として作られた映画だとしている。
そして現代においてまたしても大仏が動き出した、という内容だ。
クラファンで集金して作ったというが、それでも制作費が300万十のことでかなり低予算映画だ。正直言って映像レベルはそれ相応だ。脚本もザックリしているし、演出も間延びした感じ。
それでも宝田明を始め佐野史郎や蛍雪次郎から古谷敏までゲスト出演が無駄に豪華だ(笑)特撮愛だけで実現したキャスティングだろう。
韮沢と大槻教授のトークバトルという名のプロレスは、もはや河崎実作品のようだ。
大仏自体はオリジナルだが、取手を経由してスカイツリーまで来るので恐らく牛久大仏がモチーフだろう。牛久大仏はデカすぎて怪獣みがあるもんな。