子どもの視点と大人たちの視点の両方を行き来しつつ涙ぐみながら観た。
あなたの胸の内を聞かせてと掛け値なく自分の言葉に耳を傾けてくれる他者が居て初めて、人は安心してこの世界に根を張ることができる。
自分がまだ子どもだった頃、自分の感情の取り扱い方も言い表わし方も知らなかった頃に、こんなふうに向き合ってくれる心優しくクレバーな大人が周りにいたら、どれだけ救われてただろう?
わたしも子どもと大人の心をどちらも等しく尊ぶことができる人間でありたい。
市井の人々にスポットライトを当てるインタビューシーンでは、ミランダジュライの「あなたを選んでくれるもの」を思い出すなど。