このレビューはネタバレを含みます
切ない。本当に、ただただ切なかった。
凪沙と一果の関係も、りんと一果の関係も、凪沙と瑞貴の関係も、凪沙と凪沙のお母さんとの関係も、全部、切なかった。。。
凪沙と一果が徐々に心の距離をつめていくところがよかった。２人とも本当に表情がすごい。
一果にバレエを続けさせるために、男の姿で仕事行こうとしたときの２人の演技は本当に圧巻。あそこはなんとも言えない感情になった。
バレエのコンクールで、一果と早織が抱き合う姿を見たときの凪沙の表情からの、凪沙が一果を迎えに行ったときに言った「これでお母さんにもなれるの」は、心がギュッとなった。
海のシーンも切なかった。
現実はそう甘くはないんだな、ってことが突きつけられて、本当になんとも言えない気持ちになった。みんながしあわせになれたらよかったのに。
けど、最後の、一果がトレンチコート着て赤いハイヒールで歩く後ろ姿は、すごく良かった。
凪沙の想いも抱えて、バレエを続けてくれるんだろうな、っていう、明るい希望が、最後に見えて本当によかった。
映像も音楽もキレイで、映画館で観れてよかったな。
