ミッドナイトスワンの作品情報・感想・評価

上映館(118館)

「ミッドナイトスワン」に投稿された感想・評価

バンビ

バンビの感想・評価

5.0
久しぶりに観た映画がとんでもなかったので初レビュー。と言っても公開前なので内容には触れない。

大袈裟じゃなく一生忘れられないほどの強烈な何かをもたらしてくれた作品。それも邦画で‼︎

主演の草彅剛はなぜあれほどにその人物になってしまえるのか。どんな姿であろうと凪沙だった。
そして一果役の服部樹咲の存在がものすごく良く、ほとんど話さない彼女が凪沙や親友りんと会話するシーンはどれも印象的でとても愛しく感じてくる。バレエシーンもとても美しい。

とにかく全ての俳優がぴったりとはまっておりぐんぐん話に引き込まれていく。
ひとつ言えば一果の母の心が読みきれなかった部分があったがあれこれ考えるのも好きなので個人的には気にならない。

映画の評価は結局は個人的な好みだと思っているので自分が良かったものを人に勧める事はあまりないが、もしこの作品が気になってる人がいたら是非とも勧めたい。そして何を感じたのか感想もたくさん聞いてみたい。
バレエのレオタードをエロく見ちゃダメ!

散々予告は見たけど、観に行くかどうかは迷ってた作品。
かなり重めのテーマなので躊躇ってました。

朝になったら白鳥に戻るお姫様の話し。
これは仲良しさん見事に皆んな高評価。
ころぴさん  ★★★★☆
TakaCineさん ★★★★☆
ぴよぴよさん ★★★★☆
Shoさん    ★★★★☆
ミヤビさん  ★★★★☆
みぽちさん  ★★★★★
てるるさん  ★★★★☆
親に育児放棄された少女と親に内緒で女になった健三が出会った事で、お互いが救われる話し。
始め少女が何を言っても返事もしないから、めちゃくちゃ腹立つんです。
もちろん虐待とまではいかなくても、母親にちゃんと育てられてなかった心のギズは分かるんです。
でも喋れ!と言いたくなる。
自己主張する事は決して悪ではない。
対して渚(健三)は自らの境遇を愚痴るのではなく、辛い現実も受け入れて必死に生きようとしてる。
おかまバー、ショーパブの客の言葉がLGBTの人たちの現状を言い表してると思いました。
自分が連れてきた若い女の子に向かって
「お前ら(綺麗さで)オカマに負けてるぞ」って。
明らかな上から目線、LGBTの"女性"より、"普通の女性"の方が綺麗で当たり前だと言ってるんですよね。
一緒に暮らしていくうちに心を通わせて行くんだけど、バレエの発表会のあれは何?
やっぱり血の繋がりが大事だって事?
それまでささやかな幸せで満足してた渚は、より大きな幸せを掴むために無理して、結局人生のすべり台に乗ってしまう。
ここから少しネタバレ。
興味深い話しだったんだけど、渚を見た学校の先生や生徒の反応、客を殴った渚の友達、バレエ教室での妬み、親友とのキス、渚の就職先での出来事、バレエコンクールの結果、親友の自殺等、胸糞展開になりそうな意味ありげなシーンが、その後が描かれないので単なる出来事の羅列になってて、ストーリーが薄っぺらいんです。
後東京舞台の映画観てて思うんですが、関西には無いような不思議な営業形態の風俗店が出てきて興味津々w

これ観たあと次の映画観るのに地下鉄で移動した時の話し。
いつも降りる駅の階段近くになる車両に乗るんですが、皆んな考えてる事は同じで何人か来られるんです。
その日はボクが1人待ってると、ボクに体当りしそうな勢いで寄ってくる女性が?
電車が来たら当然のようにボクの前に出て乗って行きました。
こいつはバカか?




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2020年10月10日
鑑賞回:12:40〜14:55
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN9 Y-11
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:124分
備考:割引
**********************

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2020年42作目
新作劇場鑑賞14作目


良すぎてなんも言えん
最高傑作

ボブの女はやっぱり最強に可愛い




落ち始めたら落ち続けるんですよね
うろん

うろんの感想・評価

4.0
誰もが知ってる『元SMAPの草彅剛』じゃなくて、『凪沙さん』という1人の人間がスクリーンの中に確かにいました
remishima

remishimaの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1990年代の映画と言われれば納得するが、2020年の映画ではないと思いたい

どうしたって同時期に公開中の『82年生まれ、キム・ジヨン』と比べてしまう

これは映画『キム・ジヨンの旦那』が撮ったようにしかみえない
※キム・ジヨンの旦那:亭主関白な風土が根強い地方の出身だが『理解しようととてもがんばっている、良い人。』『でも端から見ればまだまだ理解が及んでいない、当事者に寄り添うことができていないひと』

どちらも『社会へ訴えかける』『淡々とみせていく』映画であるけれど、キム・ジヨンの方は日常の中にあるしんどさに丁寧に向き合い、あくまで日常の中にある出来事のなかでも『ひどくない方』に焦点をあてることで、『こんなことと思うかもしれない、これも、これにも、つらいと声をあげていいんだよ』と寄り添う姿勢がある。(それゆえに日常の地獄みをより感じ、個人ではどうしようもない、社会へ声をあげるべきだという意識に繋がっていると思う)
ミッドナイト・スワンは日常の、よりセンセーショナルで注目を浴びるシーンにフォーカスされている。
センセーショナルでないと、という思いの余り、あり得ないはだけかたをするし(その伏線がらんま1/2なのかと思うとハ???となるし、そもそも何でどういう気持ちで凪沙はらんまばっかり読んでるんだ)
そういう雑な感じのノリで一果はその年にしてあり得ない重荷ばかり背負ってゆく
それであのエンディングである。
なんなのか。

俳優陣の演技は本当にとても素晴らしくて魅入ってしまう。小説版には何故ここを削除したのかという良いシーンも出てくるのに、ことごとくチョイスが『キム・ジヨンの旦那』的で、そしてこれが日本の現状だと地獄みを感じる。

草彅剛さんの演技はとても素晴らしいけれど、『LGBTQの友人はいない』し、監督もLGBTQ当事者ではないそうだ。

それは決して悪いことではないけれど、そこが90年代っぽさの要因だと思う。
この作品は『日本で生まれるべきだった映画』だと思う
でも余りに現代的な作品に感じられない。

『82年生まれ、キム・ジヨン』のように、当事者視点を持った女性監督が、原作からさらに一回り大きな意味で社会に対する意識を向けさせてくれる作品。
ボーイズインザバンドやTHE POSEのように作品のテーマに寄り添う製作陣で作られた映画、ドラマ。
アマプラの『THE BOYS』のようにジェンダー問題やポリコレを更に次のフェーズで扱うドラマ作品。

どれも今日本で観られる。
だからこそ日本の現状をつきつけられるようなこの『ミッドナイトスワン』という作品に複雑な思いが募る。

早く日本でも当事者が直接演じ、製作できる規模のお金がこういった作品に集まれば良いのになと思う。
その一歩には確実になっている映画だなと思います。

とても複雑な映画体験でした
kaho

kahoの感想・評価

-
多くの社会的テーマが取り上げられていた。
草彅さんの放つオーラがセリフの少なさを感じさせなかったのであろう、少なくとも私にはずっと、問いかけられている気分で胸が苦しくなった。
バレエシーン、圧巻でした。

最近の邦画の中でとても、来るものがありました。

このレビューはネタバレを含みます

こっちにおいで
よしよし
っていう場面で
じぶんもよしよししてもらえた気持ちになった。

痛みを抱えた時
それを優しさに変えられたらいいなと思った。
shin

shinの感想・評価

4.3
2020年、246本目。


母親と娘の愛の物語。
草彅くんの演技力に脱帽。
女性として母親になる喜びと責任を凪沙から感じました。
一果を演じていた服部樹咲さんの演技も素晴らしかった。
前半ほとんどセリフがないのに感情がぐんぐん伝わってくる。

2人がゆっくりとバレエをきっかけに親子になっていく姿が良かった。
一果は言葉ではなく、バレエで感情を表現してそれが伝わっていくのに感動していました。

この作品は単純なトランスジェンダーの話ではなかったのもすごく良かったと思います。
貧富の差やLGBTについて社会問題や家族、愛、青春、風俗などたくさんのテーマが取り上げられていたように思います。

一果が様々なことを経験しながら、心身共に成長していくのもすごく良かったです。

個人的に印象的なシーンは2人で泣き合うシーン、白鳥のカチューシャのようなものを一果にあげるシーン、公園でのバレエの練習シーンです。
他にもたくさんありますが、思い出していたらキリがなさそうなのでここまでで。

家庭が幸せに包まれて住んでいる部屋がどんどん明るくなっていくのに対して、バレエ教室が少しずつ暗くなっていくのも印象的でした。
2人にとって幸せな場所が変化したからなのでしょうか。

サントラがすごく残る曲でした。
あのピアノの音色は泣く。
oryo

oryoの感想・評価

4.5
こんな辛い話、せめて少しはハッピーエンドじゃないと立ち直れないよね。私たちへの気遣い。

諸々のデリカシーの無いセリフが刺さった。
あんなに綺麗に呆気なく飛んだの、美しいと思ってしまった。
Emily

Emilyの感想・評価

4.5
すごい映画。でも、見た後2日くらい気分が憂鬱になった。

草薙君が知らない役者の様に思えた。あまり綺麗じゃないことと、年齢も微妙なところがはまりまくって、元アイドル感がまったくなし。新しい境地に足を踏み入れた。

女の子の役の子とかバレーの先生とか、そんなにうまく感じなかったけど、それがかえって良かったように思える。

他の人も書いているように、LGBTがテーマなのではない。

都会も田舎も、金持ちも貧乏も、どんな性でも、家族がいてもいなくても、人によってはとてつもなく生きにくいということ。でも希望が持てれば、生きている事が幸せになるということ。

そんな感想を、観てからしばらくしてから持った。

なので、見終わった直後は重苦しいけど、結局のところ希望も持てる内容だ。

映画館で見ておいて良かったと思える映画だった。
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