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Liberté(原題)のeigajikouのレビュー・感想・評価

Liberté(原題)(2019年製作の映画)
4.0
ベルリンのフォルクスビューネで上演されたセラ監督の脚本、演出の舞台を、テーマは同じだけど映画として作品にしたので舞台とは違う作品とも言えるというarteプロデューサーオリヴィエ・ペールさんからの作品紹介で説明があった。
映画見て、そりゃこの演出は色々な意味で舞台ではやれないよなぁと納得。

ファスビンダー?
ってちょっと思ったのだけど、
イングリット・カーフェン出てたのに全部カットしたそう。
2018年のフォルクスビューネでの上演をご覧になった渋谷哲也さんのツイートを発見。イングリット・カーフェンが最後に歌う演出だったそうだ。

本作は一般公開はまずないから今回見れて良かった。

2018年5月セラ監督来日の時のトークで、
「プロの俳優なんてロクなもんでない。
僕は舞台の演出で有名俳優とも仕事したけどほんとうだよ。」
という内容のこと話してました。
確かヘルムート・バーガーの名前出してた思う。
もしかしてシュリンゲンジーフの『ボトロップの120日』に出てたギャグっぽいバーガー自身の役は実像の誇張を面白そうに演ってたのかしらん。

照明さんは大変そうだなぁとか、
俳優さんたちもほんとうにお疲れ様って感じで…大変だよなぁって思いながら見てた。
セラ監督の友人で常連のリュイス・カルボー(『騎士の名誉』ではサンチョやってた人)が重要な役回りで彼はそこにいるだけでユニークな人だから「変態さんこんばんわの世界」でひと息つける存在だった。
(実は時々ウトウトしちゃったけど特に問題なさそうな気がしてるのは間違ってる?💦)
近くで遠藤麻衣子監督が見てた。

カッコいいペニス(?)見たいなら『シノニムズ』見ると良いと思います。
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