父親を殺した聖山環菜を取材する由紀は彼女の心を理解しようとその「初恋」について調べるがそれを通して自分の過去にも向き合うこととなり…という話
最初の面会以降少しずつ明らかになる聖山環菜の過去に対して思考を巡らすと同時に、由紀自身にも重なる過去の出来事を振り返って徐々に感情移入する様子を描くのが上手かった、自分にはすんなりと入ってきた
一方で事件についての進展は一歩ずつだから少し焦ったい気もしたけれど裁判まで辿り着くと事件の全貌も聖山環菜の本心も全部出てきて、誰がこの事件を引き起こしたかっていうのがはっきりした
けれども主人公側の一方的な話の展開ではなくて他にも苦しんでた人の跡が垣間見えたり全部が全員に分かってもらえなかったりっていうのはリアルな感じだったし、そうであっても裁判を通して得られたものはかけがえの無いものだったと思う
それもこれも全部俳優さんたちの演技とそれを魅せる演出に引き込まれた^ ^
