このレビューはネタバレを含みます
共感できる登場人物がひとりもいなくって話にのめり込めなかった。期待していただけに残念だけど、私には合わなかった。
「この先の展開も、悪くなることはあっても良くなることはないんだろうな」という空気がずっとあって見ているのがつらかった。
由宇子の置かれた立場ではなにもかもが思い通りにいかないし板挟みだしでストレスフルだなー、という同情は感じつつもやっぱり終盤のめいちゃんと車内で話すシーンが納得いかない。覚悟決めて隠蔽しようとしてたんじゃないのか?ウリやってようがお腹の子の父親が誰だろうと背負い込んで最後まで面倒みるのがお前がやろうとしてたことじゃないのか?塾長がお腹の子の父親じゃなかったとしたら手のひら返してたわけ?めいちゃんに疑ってますって伝える必要あった?という感じで気が散っちゃってダメだった。子供って信頼している人に信用されていないというのが一番つらいと思うんだけどな。最後に突き放されるなんて地獄みたい。結局小幡さん(父)にもお腹の子のこと話しちゃうし、自分勝手だなと思っちゃった。一回嘘ついたならずっと嘘つき続けなきゃいけないよ。意図して隠し事するなら歪みを誤魔化すためにも嘘をつき続けるしかないじゃん。