由宇子の天秤の作品情報・感想・評価

「由宇子の天秤」に投稿された感想・評価

かこじ

かこじの感想・評価

4.5
これほど価値観が揺さぶられる映画は久しぶり。

初めはドキュメンタリー監督由宇子の視点を頼りに、少女の自殺事件を追っていく。その先には学校、マスコミ、SNS批判へと、全うな社会批判に突き進もうとするのだが。
ある出来事をきっかけに、由宇子が当事者となったとき、それまでのジャーナリストの信念と真逆の行動をとらざるを得なくなる。

「真実を伝える事が正しいこと」と誰もが信じているが、「本当にそうだろうか?」と疑問を投げかけている。
真実はときとして、必要以上に関係者を不幸にしてしまう。
真実に直面した時、由宇子の天秤はどちらに動くのか、何が正解なのか?
前半は、由宇子が取材対象を追う視点だが、途中から彼女が取材対象者になって追われる視点になる構成もいい。

あと、由宇子の多忙っぷりがまた凄い。
昼は取材の仕事をこなし、取材者のフォローをし、夜は塾講師をして、塾生の家庭の面倒を見てって、「お前はスーパーヒーローかっ!」てくらい超多忙。

由宇子の行動は善意に基づいており、観客はそれに納得せざるを得ないから、ますます追い込まれてしまう。
この静かなジェットコースターのような脚本が素晴らしかった。

あと、この映画は、会議室や塾の教室、アパートとかが、生活感あふれてボロくてリアル。
俳優の演技ともマッチしていて良かった。
さっ

さっの感想・評価

-
みんな隠れてコソコソとんでもないことしてる割には良心の呵責への耐性が低すぎでは……。あと高校生に「あいつ信じんなよ!」って言われた途端あいつ信じなくなる主人公(と映画)はあまり賢くないのでは……

誰にでもカメラを向けるのは良いとして、そのモニター越しのショットがないのはどうなのか。とりあえずまったく見る気を起こさせない始まり方だけは勘弁してほしい

このレビューはネタバレを含みます

娘の塾講師とはいえ、なぜか娘についてきて勝手に家に入ってても挨拶もしなかったりと主人公の謎距離感につい笑ってしまった
などと細かいことが気になってしまいテーマが頭に入ってこなかった印象…
あと結局先生が悪いことがわかってもそれを公表しようとはしなさそうなので最後までパン屋さんかわいそうだなと思いました…だれか買ってやれよ…
熊車

熊車の感想・評価

5.0
集中力を切ろうにも切らせてくれない2時間半。
観終えたあと、脳がエネルギーを欲してたのでチャーハンと餃子を食べた。
ulie

ulieの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

152分
他の作品よりは少し長く感じたが、充分過ぎるのほどの名作。期待していったが、期待以上だった。

真実と事実、本作では沢山の真実があったが、由宇子の強い瞳が正しそうに見えるが、ほんとはそこまででもないんだというね。
それでも、カメラが回る前では光をあてる自分にウソをつきたくないんだと思う。

演者全員が素晴らしかった。本当にすごかったです。

最後のシーン、あれは自分の正義感からではなく、これまでの自分の核が壊れてしまったため、背負っていたものを脱ぎ捨てたかった、楽になりたかったんじゃないかと思ったり。

エンドロールは、スマホカメラが動かしだし地面が撮られている。あの無言こそが由宇子の正直なところだと解釈したのですが、、どうでしょうかね?

空白と比べられることがおおいけど、その通りですね。
ポップコーンは買って入らない方がいいです。
観れてよかった!と思える社会派映画。
お水飲むのも遠慮しちゃうくらい緊張感ただよう空気感あったよねー
レビューを書くのが、文章力がない者にとっては難しいタイプの作品です。瀧内公美は派手さはないけど名女優への階段を着実に上ってる感じがします。今年の主演女優賞候補かも👍内容は重たいし救いもないので気分が落ち込んでいる人にはお薦めしません。河合優実の父親がステレオタイプの駄目親じゃなくて、生きるのが下手な人間として描かれてるのに共感しました。演じている梅田誠弘は知らない俳優さんでしたけど、此れから注目します。ハッキリしないエピソードがあるのでそれが少し不満かな🤔
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