由宇子の天秤の作品情報・感想・評価・動画配信

「由宇子の天秤」に投稿された感想・評価

物語の基本構造が非常に効果的だが、それだけでなく細部の演出も丁寧でうまい。
父がサロンパスで肌を露出、スプーンの持ち方、ティッシュ配り時のいざこざなど。
劇伴のない手ぶれカメラの映像が臨場感たっぷり。
嘘と打算と正義と罪悪感が混濁した世界における主人公の立ち回りには、苛立ちを感じずにはいられなかった。
『葛城事件』とセットで観たら、数日は寝込みそう。
ぬまつ

ぬまつの感想・評価

4.0
これは大変だ。感情が追いつかない。

2週間後の放送を優先するのか目の前に迫る命を優先するのか、うわタイトルの「天秤」ってこのことか凄まじいな、ここからラストまでこの天秤をどうするか展開していくんだな、重くて面白そう、と思ってたらそうではなかった。

一番感情を翻弄されたのは、初登場シーンで腹立つ野郎だったあの人。
マイナスから始まって、おまえ、おまえ、親におまえって言うな、っていうほのぼのシーンがすごく良かったのに、またひっくり返る。
でも最後は、当たり前の反応でもあるもんな。

初めて自分にカメラを向ける、という結末だった。
「空白」と比較してる方多いですね。そっちは終盤報われる感じあるけど、本作は誰も報われない。これからどうなるんだろう。そもそも本当の答えは何だったんだろう。というモヤモヤを残して終わる。


スマホを取り出して本当の真実を明かす、全てを裏切られる衝撃のシーンがありますが、これ最初観ただけじゃシチュエーションがよくわからなかった。もうちょっとうまく説明してほしかったな。
誰が本当の加害者か、いやお前だったんかーい。みたいになるね。

てか黒板消しのクリーナーが懐かしかった。何年ぶりに見たよあれ。調べたらあれ1万円以上するんだね。なんか意味なく買ってみたくなった。まじ意味ないけど。


potential:オススメ賞、主演女優賞(瀧内公美)、⚪︎脚本賞、衝撃賞(4部門、⚪︎1)
かなり重かったなー
ずっと緊張しながら見てた。

真実を報道するマスコミにいながら、真実を隠さなければいけない。
そんな絶妙な立場にいることで、由宇子の言動に説得力や重みを持たせているように感じたね。

隠された真実が見えたときに、それまでの見え方と一変してしまう怖さをすごい感じた。

真実を知ることは必ずしも良いことなのか、正義とは何なのか、みたいなメッセージがビシビシきたわ。

相手にスマホ向けて「私に何か言うことない?」って聞くシーンが忘れられん…

余韻がすごいぞ、そしてビート板出とるやん!
凄い‼️
起きた出来事と、今後起きるであろう出来事が混合し、揺れ動き、天秤にかけられる由宇子。

言葉少なず、緊迫感があり、引き込まれる。
Taiki

Taikiの感想・評価

4.1
とにかく主演がいい。
真実に近ければ近いほどいいのか
文織り

文織りの感想・評価

5.0
人間が歪んでるから社会が歪んでいるのか、社会が歪んでいるから人間が歪んでいるのか。
真実は本来どこにもなくて、人間が生きるために生み出した幻影に過ぎない。
正論や道徳なども現実を突きつけられては、取るに足らない邪論に過ぎず、カメラに映されたその姿こそ存在そのものである。
由宇子が信じてきた、真実もジャーナリズムも結局何の役にも立たず、残ったのは駐車場に取り残されたその身体だけだった。
友人に「あなた多分コレ好きですよ」的な勧められ方をしたので観てみた。

好き嫌いで語る映画では無いと思うけど、好きでした。
80
ハンディならではの印象的なカットやイマジナリーライン
脚本が露悪的だけど面白かった
新文芸坐
カレーとあんパン、どちらもおそらくは罪のない善良な料理人が作ったものなのに自身の勝手な気持ちでカレーにはツバを吐き、パンはありがたく食べる、というのが人間なんだなあ、とか思った。
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